総社市と広島県福山市を結ぶ井原鉄道の車両を倉敷市の大原美術館の名画で彩る「アート列車」の運行に向け2月１５日、車両の外装工事が始まりました。

外装工事が行われたのは、総社市と広島県福山市神辺町を結ぶ井原鉄道の車両で、窓にエルグレコやモネなどの芸術作品が１枚１枚丁寧に貼られていきました。大原美術館の名画が連なる「アート列車」です。

井原鉄道は新型コロナウイルスの影響で鉄道運輸収入が前年度の７割まで落ち込み、列車利用の回復を図るとともに、新しい旅の楽しみを提供しようとこのプロジェクトをはじめました。

２０２０年、アート列車のラッピングにかかる費用をクラウドファンディングで募集したところ、５日間で目標額２５０万円を達成。フルラッピングを目指し再び資金を募ったところ、総額７２１万円の資金が集まりました。車両全体を額縁をイメージしたゴールドに塗装し、名画の形は切手をイメージしています。

（井原鉄道　藤本悌弘代表取締社長）
「素晴らしい作品を味わいながら列車の旅を楽しんでほしい。」

アート列車は、３月下旬以降の運行を目指しています。