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養鶏場はニワトリやタマゴの出荷制限…養鶏産業にも影響広がる鳥インフルエンザ【香川・三豊市】

2020.11.11

養鶏場はニワトリやタマゴの出荷制限…養鶏産業にも影響広がる鳥インフルエンザ【香川・三豊市】

香川県内で今シーズン3例目となる鳥インフルエンザが三豊市の養鶏場で発生し、県がニワトリの殺処分を進めています。周囲の養鶏場はニワトリやタマゴの出荷が制限され衝撃が広がっています。

(香川県 浜田恵造知事)
「本日、三豊市で県3例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑いが確認された。非常に厳しい状況だが協力をお願いする」

香川県の浜田知事は11月11日の朝の対策本部会議でこのように述べ危機感を示しました。

(大野樹記者)
「養鶏場への道は通行止めになっている」

三豊市の養鶏場では11月10日、死んだニワトリが増えているのが確認され検査の結果、病原性の高い鳥インフルエンザの疑いがあることが分かりました。県は午前7時過ぎから飼育されている約1万1000羽の殺処分を進めています。

今回の養鶏場は11月5日に発生した1例目の養鶏場から1キロほどのところにあります。

(香川県 浜田恵造知事)
「警戒レベルを上げていた中、三豊市の1例目、東かがわ市の2例目に続き短期間で発生した残念に思う。県民生活に影響がないよう防疫措置を行う」

県は半径10キロ以内にある75の養鶏場のニワトリやタマゴの搬出を制限し、半径3キロ以内にある31の養鶏場にはニワトリやタマゴを移動させないよう指示しました。

今回、鳥インフルエンザが発生した養鶏場の半径10キロ以内に該当する県立の農業高校です。学校では鶏卵用のニワトリ、約700羽を飼育していますが1例目の発生以降、鶏舎に入る生徒を減らし防護服を着て世話に当たっています。

(笠田高校農産科学科3年西川のどかさん)
「ニワトリにかかわる科なので怖い。人から感染させないよう対策しっかりして実習する」

現在、タマゴの販売は、制限していますが相次ぐ発生に不安が広がっています。

(笠田高校 石川浩三教頭)
「学校の周りに池があり野鳥が来ているので防疫対策を強化したい。タマゴは好評なので終息して普通に販売できるようになってほしい」

短期間に相次いだ鳥インフルエンザの発生、県内の養鶏産業にも影響が広がりそうです。