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鳥インフルエンザ発生 全てのニワトリ殺処分完了…引き続き感染経路など調査【香川】

2020.11.09

鳥インフルエンザ発生 全てのニワトリ殺処分完了…引き続き感染経路など調査【香川】

香川県内の養鶏場で相次いで発生した鳥インフルエンザです。県は11月9日の朝までに鳥インフルエンザが発生した養鶏場で飼育されていたニワトリ、約36万3000羽の殺処分を終えました。県は引き続き防疫を徹底するとともに詳しい感染経路を調べています。

(香川県 浜田恵造知事)
「三豊市の事例の殺処分は昨日23時34分に完了。一方東かがわ市はけさ5時50分に完了した」

香川県の浜田知事は11月9日の定例会見で殺処分の完了を報告しました。

県は病原性の高い鳥インフルエンザが発生した三豊市の養鶏場で11月5日からニワトリの殺処分を始め、11月8日、午後11時半過ぎに約31万7000羽の殺処分を終えました。

一方、同じく病原性の高い鳥インフルエンザが発生した東かがわ市の養鶏場でも11月8日から殺処分を始め11月9日、午前6時前に終えました。

現在、殺処分したニワトリを埋める作業を進めていて作業が終わるのは11月12日の見通しです。

(大野樹記者)
「東かがわ市に隣接するさぬき市の公園ではウイルスを持ち込む可能性のある野鳥の生息状況を調査しています」

県は感染経路の特定にも力を入れていて、11月9日はさぬき市で野鳥の調査を行いました。東かがわ市と三豊市の養鶏場は50キロほど離れていますが渡り鳥にとっては簡単に移動できる距離のため同じ鳥が感染源になった可能性もあるということです。

(日本野鳥の会香川県支部 川南勉 支部長)
「頻繁に50キロ移動はしないが渡りの途中はある。鳥の種類によるが小さな鳥は移動しないが大きな鳥なら可能性はある」

また野鳥の糞などを小動物が持ち込み感染した可能性も指摘されています。

(香川県 浜田恵造 知事)
「三豊の方で水鳥が集まりやすい地形と小動物が入った可能性が発見できたと聞いていてる。(原因の)可能性があると思う」

一方、タマゴなどの移動が制限されていた三豊市の養鶏場では、県の検査の結果、問題がなかったとして出荷を再開したところもあるということです。