2026.09.11
岡山県内のアンダーパスは大丈夫?千葉豪雨から間もなく1カ月 岡山市の担当者に聞いた現状と対策【岡山】
8月、千葉県を襲った記録的豪雨は発生からまもなく1カ月です。その間、全国各地で豪雨が発生し、冠水したアンダーパスの安全対策の強化が求められています。岡山のアンダーパスの現状と対策を取材しました。
◆8月13日、千葉豪雨で大規模な冠水が発生 福島県いわき市では9月にアンダーパス上での車内で60代女性が死亡
8月13日、千葉県を襲った記録的豪雨では、大規模な冠水が発生。また、9月7日、福島県いわき市のアンダーパスでは排水が適正に行われず、車内に閉じ込められた60代女性が死亡するなど人的被害も出ました。
(千葉知里記者)
「岡山県内には道路や線路の下をくぐるアンダーパスが数多くある。大雨の冠水を防ぐためどのような備えがなされているのでしょうか」
9月7日 福島・いわき市
◆岡山市中心部にある「島田地下道」のポンプ室を取材
県内に85カ所、岡山市内だけでも20カ所あるアンダーパス。市中心部にある島田地下道では。
(岡山市北区役所地域整備課 井上義浩課長)
「冠水が起きた時はポンプの設備があり自動的に稼働するようになっている」
実際に、ポンプ室を見せてもらうことに。
(岡山市北区役所地域整備課 井上義浩課長)
「ポンプは2台で行っている。浮きが付いていて、水量を感知すると自動でポンプが動く」
排水するまでの一連の動作は人を介さずに行われ、1時間に約30万リットル排水できるということです。
ポンプ室の設備
◆島田地下道で導入の「冠水注意」表示 10センチ水が溜まるとバリケードを設置
島田地下道では老朽化に伴い2006年に排水ポンプを改修して以降、大規模な冠水は発生していません。
一方で、9月8日に線状降水帯が発生した名古屋市では観測史上最大の1時間に104.5ミリの降水量を観測。こうした排水能力を超える大雨となった時、島田地下道では道路沿いの掲示板で危険を知らせます。
(岡山市北区役所地域整備課 井上義浩課長)
「ある程度の雨がたまると冠水注意という表示。更に降り続き、路面から10センチ水が溜まると冠水通行止めという表示に変わる。職員がバリケードを設置し通行止めにする」
提供:岡山市
◆「重ねるハザードマップ」で事前に危険なアンダーパスを知っておく
一方で、事前に危険なアンダーパスを知っておくことも大事な備えです。国土交通省が運用する「重ねるハザードマップ」では通行止めなどの最新情報を写真付きで確認することができます。
(岡山市北区役所地域整備課 井上義浩課長)
「アンダーパスではどれだけ水がたまっているか判断しにくいので、大雨の時は無理せずう回し、時間はかかるかもしれないが身の安全を守る行動をとってほしい」
いざという時に命を守るために、身近な道路に潜む危険性を知り、冷静に判断することが求められます。
国土交通省HP「重ねるハザードマップ」
