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土地取引の目安となる土地の価格 地価調査の結果がまとまる【岡山・香川】

2020.09.29

土地取引の目安となる土地の価格 地価調査の結果がまとまる【岡山・香川】

土地取引の目安となる地価調査の結果がまとまりました。新型コロナに伴う先行きの不透明感もあり、岡山・香川とも下落幅が拡大しました。

7月1日時点の土地の価格について、岡山県内357地点の上昇率と下落率の平均はマイナス0.8%でした。下落は28年連続で、下落幅は2019年より拡大しています。

(新田俊介記者)
「近くでは大規模な再開発も行われ、目の前にはイオンモール岡山もあります。30年連続で、商業地で最も高い価格となったのは、岡山市北区のこの場所です」

商業地の最高額は岡山市北区錦町で1平方メートル当たり152万円でした。

商業地は岡山市をはじめ、県南部の4つの市と町で上昇した一方ほかは横ばいか下落し、県全体ではマイナス0.4%と下落幅が2019年を大きく上回りました。新型コロナに伴う営業の自粛など、商業の動きの鈍化が一因とみられます。

住宅地の最高額は北区伊福町の19万6000円で30年連続のトップでした。

一方、香川県内182地点の上昇率と下落率の平均はマイナス0.8%で28年連続の下落です。岡山県と同じく下落幅が拡大し、下落した地点も142に増えました。

専門家によりますと、ここ最近、地価は回復傾向でしたが、2020年3月以降先行きの不透明感から宅地の需要は減退、飲食関係を中心に賃料引き下げの動きも強く、全県的に下落傾向にあるということです。