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吉備国際大学・中瀬克己学長【前編】

2025.05.19

吉備国際大学・中瀬克己学長『1987年街に出る』



今回は「吉備国際大学」 学長、中瀬 克己さんです。
「吉備国際大学」は、高梁市、岡山市、南あわじ市の4キャンパスに、6学部8学科を有する総合大学です。




転機の年…保健所に入職、まちに出て人と人の結びつきの大切さを実感

(篠田吉央アナウンサー)
「それでは転機となった年を教えてください。」

(吉備国際大学 中瀬克己学長)
「はい。1978年、街に出るです。」

国鉄が分割民営化された1987年。予讃線から、四国の鉄道の電化が始まりました。 

(篠田吉央アナウンサー)
「この街に出るというのは、どういったことなんでしょうか。」

(吉備国際大学 中瀬克己学長)
「はい。私は医学部を卒業して2年ほど臨床の色々なことをやった後、へき地も行って、そしてその後に神戸市の保健所に入職しました。入職して2年目ぐらいにこの1987年になりました。1987年というのは日本で初めて女性のエイズ患者さんが、世の中に知られた年なんですね。神戸市の方々もすごく混乱して大変だったわけです。不安がすごく大きかったですね。そのことに対して、どうすればよいかと考えたときに、まちに出ていって人々と話をして人と人を結びつけるということが、やはり備えに一番大事なことじゃないかと、そのとき感じたわけなんです。」



 

人と人のつながりが成長を生み出す

(篠田吉央アナウンサー)
「そうした中で、今は大学の学長。まさに伝えていく側にいらっしゃるんですけれども、そこに大きな変化があったんですか。」

(吉備国際大学 中瀬克己学長)
「大学は結局、人の成長を促す。それをサポートするところでもあるわけですよね。その中でどうやって成長できるか…といったら、結局一人では難しい。人と人がつながるということによって成長が生み出されるということだと思います。大学の基本的な理念は『学生の力を引き伸ばす』という理念。これはすごくすばらしい理念だと思います。人とのコミュニケーションがすごく少なくなったということが言われています。そこで成長した高校生は色々困難なこと対面してはいるんですけれども、人と協力し合って、その解決ということに結びつけることが難しかったわけです。なので力を発揮するだけじゃなくて、力を引き伸ばすっていうことはちょっと特殊な言葉ですが、“引き伸ばす”というところまでやる。そのことが今必要な時代になっているんじゃないかなと感じます。」