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終戦75年 感染防止対策で大幅に規模縮小の戦没者追悼式【香川・高松市】

2020.08.04

終戦75年 感染防止対策で大幅に規模縮小の戦没者追悼式【香川・高松市】

8月15日の終戦の日を前に、香川県の戦没者追悼式が8月4日、高松市で行われました。2020年は、感染防止のため、大幅に規模を縮小しています。

香川県に関わりがあり満州事変以降に戦争で亡くなった3万7802人に祈りを捧げます。
式典には毎年300人以上の遺族が参列しますが、2020年は感染防止のため30人に限られたほか遺族の献花や国歌斉唱は行われませんでした。式では遺族を代表して香川県遺族連合会の真鍋賢二会長が追悼の言葉を述べました。

(香川県遺族連合会 真鍋賢二会長)
「平和の中に長くうずまると過去が見えなくなる。悲しかったこと、寂しかったこと、戦争は二度と繰り返していけないことを忘れそうになる。忘れてはいけない。決して忘れさせてはいけない。」

(父を戦争で亡くした 香川隆子さん(82))
「(父は)5歳の時に亡くなったので写真だけ。子孫にこの戦争の悲惨さを伝えてもらいたい。」

終戦から75年。
出席した人たちは戦没者に哀悼の意をささげるとともに平和への誓いを新たにしていました。