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東京五輪まで1年 天満屋・前田穂南が思い語る

2020.07.29

東京五輪まで1年 天満屋・前田穂南が思い語る

(前田穂南選手)
「たくさんの応援のおかげでいつも元気に走れている。今後も元気を与えられるような走りをしていきたい。」

天満屋入社6年目の前田穂南(まえだほなみ)選手24歳。1年延期となった大舞台までの期間を〝さらなる強化期間〟と前向きに捉え、今も変わらずひたむきに走り続けています。

東京五輪延期にも動揺せず ひたすらスピード強化に努める

(入部当時・前田穂南選手)
「マラソンが走れる土台を作って、目標に向かって頑張りたい。」

去年9月の東京オリンピックマラソン代表選考レース(MGC)で優勝し、入部当時からの目標だったオリンピックの切符を勝ち取った前田選手。今年2月には女子30kmの日本新記録(1時間38分35秒)を樹立するなど順調な仕上がりを見せていましたが、その直後、東京オリンピックが延期に…。しかしすぐに気持ちを切り替え変わらず練習に取り組み、苦手なスピード強化に努めてきました。

今季初戦で自己ベスト更新!さらなる成長に手応え

(前田穂南選手)
「新型コロナの影響でレースがなかったので、どれくらい走れるかが分からなかったが今季初戦で結果を出せた。徐々にスピードがついてきていると感じた。」

約3か月遅れで迎えた今季初戦で、早くもスピード強化の成果が記録に出始めました。5000mの自己ベストを塗り替えると、続く10000mでも自己ベストを40秒近く更新。これまで4人のオリンピアンを育ててきた名将・武冨豊(たけとみゆたか)監督も、この結果には確かな手応えを感じています。

(武冨豊監督)
「力がついているという感覚はあったが、実際のレースでその力を発揮できて安心した。」

来月1日からは北海道で合宿を行い、スピードを意識しながら長い距離を走り込むという前田選手。日本の女子マラソン界を担う24歳は、1年後の大舞台に向けてさらなる成長を誓いました。

(前田穂南選手)
「今後は10月の世界ハーフマラソンに出る予定。まずはそこに向けてやっていく。東京オリンピックではメダル獲得を目指したい。」