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マルイ・ 松田和也代表取締役社長【前編】

2024.08.26

マルイ・松田和也代表取締役社長『C’est la vie セラヴィ』

 

今回は「マルイ」の松田社長です。
マルイは岡山県、鳥取県、島根県を中心にスーパーマーケットを展開。
「食のスペシャリスト」として日々よりよい商品とサービスを届けています。


 

転機の年…2002年フランス留学で感じた価値観の違い

(篠田吉央アナウンサー)
「それでは転機を教えてください。」

(マルイ 松田和也代表取締役社長)
「はい。2002年『C’est la vie セラヴィ』です。」

2002年は、夏の高校野球に、初めて四国勢4校がベスト8に。新見市では全国初の電子投票が実施されました。


(篠田吉央アナウンサー)
「『C’est la vie !セラヴィ』というのは、どういった意味なのでしょうか。」

(マルイ 松田和也代表取締役社長)
「これはフランス語で、『これも人生』という意味です。」

(篠田吉央アナウンサー)
「『これも人生』どのようにその言葉に出会ったのですか。」

(マルイ 松田和也代表取締役社長)
「はい。2002年に岡山県津山市の中学校を出て、その後高校をフランスの日本人学校に行かせていただきました。日本では『ドンマイ』とか『気にするな』という言葉があると思うんですけれども、それをフランス語で『C’est la vie セラヴィ』と。
フランスの方々の考え方としては、『失敗も人生なんだから、次に生かせよ』という言葉で、こういった言葉を使う。その言葉に出会った時に自分自身の考え方、他の地域であったりとか、フランスの考え方、ヨーロッパの考え方の違いに出会えた。そんな時でしたね。」

(篠田吉央アナウンサー)
「15歳や16歳の時に、『これも人生』ということを学ぶって物凄く貴重な経験ですよね。」

(マルイ 松田和也代表取締役社長)
「そうですね。」

客一人一人の“背景”“考え方”に向き合う

(マルイ 松田和也代表取締役社長)
「本当にこの経験させていただいたのは感謝していますし、これだけ人の考え方が違って多様性があって、そして自分自身の考え方も受け入れてくれたりとか、逆に受け入れられなかったりとか、そういったものに出会えたというのはすごく楽しかったですね。」

(篠田吉央アナウンサー)
「そうした中で、今に繋がる大きな学びって何かございますか。」

(マルイ 松田和也代表取締役社長)
「殆どのお客さんが、ただ毎日の買い物をするんじゃなくて、今日は違った考え方で、気持ちでお店に来ていただいて、商品を購入していただく。そして喜んで帰っていただける…というような環境を我々は作っていかなきゃいけないと思っております。だから、みんな一緒なんじゃなくて、その一人一人の背景を考えられるということにフランスで経験したことを通じて考えられるようになったというところは今つながっていると思います。」

(篠田吉央アナウンサー)
「お客さん一人ひとりの人生にコネクトしていく。」

(マルイ 松田和也代表取締役社長)
「そうですね。」

(篠田吉央アナウンサー) 
「そういった店舗でありたい、ということなんですね。」