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フジワラテクノアート・藤原加奈副社長【前編】

2024.04.22

フジワラテクノアート・藤原加奈副社長『2015年覚悟を決めた日』



麹づくりの全自動無人化を実現した醸造機械のトップメーカー 
フジワラテクノアート・藤原加奈副社長です。

転機の年…2015年子育てをしながら次期後継者としての覚悟を決めた

(篠田吉央アナウンサー)
「藤原さんの 転機となった年 教えてください。」

(フジワラテクノアート 藤原加奈副社長)
2015年 覚悟を決めた日です。」

2015年のエリア内では岡山マラソンが初開催され、旧閑谷学校が日本遺産に認定されました。

(篠田吉央アナウンサー)
「“覚悟を決めた日”どんな年だったのですか。」

(フジワラテクノアート 藤原加奈副社長)
「この年に、子育てをしながら次期後継者としての覚悟を決めたという意味です。ちょうど子供も小さかったので 子育てだけでも精一杯だったのですが、それに加えて“経営”という重責が乗っかります。経営をやりぬくということは、今までのステークホルダーの皆さんとの関係性だったり、社員を幸せにしないといけなかったり、色々な責任があるということで覚悟を決められずにいました。そこであるベテラン社員が私に『大丈夫だから』と言ってくれたんです。子育ては、時に仕事の方を犠牲にしなくてはならない時もあるので“申し訳ない”という気持ちがありましたが、『二人の子供のお母さんは 加奈さんしかいないんだから 仕事の方は僕たち頑張るからそんなに負い目を持たずに堂々と子育てしながら仕事をしていい』と言ってくれたのが私が覚悟を決めた大きな言葉になりました。」

“子育て”の経験が“経営”に対する考え方に…

(篠田吉央アナウンサー)
「子育てと経営の両立が、自身にとっての学びになった瞬間もありますか。」

(フジワラテクノアート 藤原加奈副社長)
「子育てをする中で、自己肯定感の大事さや自発的な学びが大事だと。それは社員にも言えることなのではと思います。誇りを持って、自信を持って働いてほしい。さらには、一人一人が自発的に仕事ができるような環境を作っていきたいなと。子育ての経験が経営に対する考え方に繋がっていきました。」

(篠田吉央アナウンサー)
「その自身の考え方が社員一人一人に繋がっていくわけなんですね。」

(フジワラテクノアート 藤原加奈副社長)
「そうですね。一人一人 高い志で仕事をする。さらには、結束力ある組織を作っていくことで、さらなる発展や事業拡大に繋がっていくのではと思います。」