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ナガセヴィータ・安場直樹社長【前編】

2024.03.26

ナガセヴィータ・安場直樹社長『1999年多様性の実感』


今回はナガセヴィータ安場直樹社長です。
2024年4月、140年の歴史ある林原が 社名を変更しました。

 

転機の年…1999年アメリカの企業に転職

(篠田吉央アナウンサー)
「それでは転機となった年を教えてください。」

(ナガセヴィータ 安場直樹社長)
「私にとって転機の年というのは1999年、この時に感じたこと、多様性の実感です。」
 

1999年は、欧州通貨統合により「ユーロ」が誕生した年。エリア内では 井原鉄道が開業しました。

(篠田吉央アナウンサー)
「この1999年、何があったんですか。」

(ナガセヴィータ 安場直樹社長)
「転職を、ちょうど4社目だったと思うんですけれども、アメリカの会社に行きました。その時にその会社にとって日本人初めてのアジアパシフィック全体の事業部長を任されました。その時にアジア各国の人間を部下としてマネージしなくてはならなくなりました。その中でそれぞれの考え方がもの凄く違いまして、多様性をきっちり受け入れてその人たちの文化、バックグラウンド、背景などを理解し、受け入れて、新しいチームを一緒に作っていかないと駄目だという…本当にもがき苦しみながら進んでいった。これが私の人生にとっても、仕事上にとっても、価値観の多様性ということを養われました。」

相手を理解するために…“聞く力”

(篠田吉央アナウンサー)
「その上で相手を理解するために何が必要なんですか。」


(ナガセヴィータ 安場直樹社長) 
「よく言われることですが、まずは聞く力。」 

(篠田吉央アナウンサー)
「聞く力。」

 
(ナガセヴィータ 安場直樹社長) 
「ただ単に聞いているだけではなく、“聞く力”のためには、その人たちが持っている背景・歴史。こういったものをしっかり事前に勉強することも大事です。やはり歴史をしっかりと学び、その人たちのことを聞いていると、どういう歴史の中で育ってきたか。日本人は日本人の一つの歴史を持っています。そうしたら、必ず一致点というのが出てくると思うんですよね。その一致点をつなぎながら、新しい世界を新しい考え方を作り上げていくと、こういうことが大事だと思ってます。」

(篠田吉央アナウンサー) 
「まさに過去から未来にどうコネクトしていくか。」

(ナガセヴィータ 安場直樹社長)
「はいそうです、これがコネクトですね。」