OHKでは、我々アナウンサーが岡山・香川の小学校や中学校などにお邪魔をし朗読をさせていただく「出張朗読会」を2011年から開催しています。

朗読作品には、思いやりをテーマにしたものから瀬戸内海の環境問題にまつわるもの、人と人が支え合う大切さを学ぶものまで様々なオリジナル作品があります。また、「出張朗読会」では朗読をするだけでなく、腹式呼吸の仕方をはじめ、声を遠くに飛ばす（届ける）コツ、さらには我々が普段、滑舌練習で使う”外郎売（ういろううり）”という歌舞伎の演目などをご紹介し、皆さんに「思いを相手に届ける、伝える」ためのポイントもお伝えしています。
これまでに、岡山・香川の全市町村を訪問し、約150回、朗読会をしてきました。



ただ、私は入社して一年後にはコロナ禍に見舞われたため、
出張朗読会の経験が未だ10回未満。。。



「朗読」は、描かれたものをただ読むのではなく、物語の本質を理解して相手に伝わる読み方をしなければならないため、我々アナウンサーにとって非常に勉強になる大切なものだと思っています。さらに、自分本位の伝え方をするのではなく、聞き手が何かを想像して情景を思い描けるような間合いの取り方や感情の乗せ方を工夫する必要があり、奥が深く難しいものです。
私はまだまだ経験も浅く勉強中ですが、伝え手と聞き手が同じ空間でそれぞれの世界観で楽しむことができる朗読会が大好きです。



コロナ禍は対面で開催することができず、オンラインでの開催を試みたり、
イオンモール岡山1階のハレマチTVからお届けしている「OHKアナのくすくす」を通して朗読をお届けしたりと新しいことにも挑戦しましたが

やはり、対面で皆さんの表情を見ながら声をお届けする出張朗読会が楽しい！
目の前にいる皆さんと一緒に創り上げる朗読会が一番！

昨年は、10月11日（水）に岡山市北区建部町にある「岡山市立建部小学校」へ✨
萩原アナウンサーと新人アナウンサーの佐藤樹理アナと森下花音アナと行きました。

朗読後に開いた質問コーナーでは、皆さんのまっすぐな質問の数々に癒やされました☺

そして終わった後は・・・
みんなで少しだけそのエリアを探索して楽しむのが醍醐味に！



できることならば普段から全市町村くまなく足を運びたいのですが、なかなか行けていない場所も多くて。こういった機会にエリアを実際に探索することで発見・学びがあり、楽しみの一つになっています。


最近では、
岡山市の各所で2月23日から3月10日まで開催された「おかやま文学フェスティバル2024」の一環として、3月9日（土）に旧内山下小学校で出張朗読会をさせていただきました。
メンバーは、篠田アナウンサーと新人アナウンサーの佐藤理子アナと森下花音アナと私の4人。




文学に携わる様々な方が集まり、一緒に文学の魅力を広げていく「おかやま文学フェスティバル」に今年も携わることができ、すごく嬉しかったです。

お越しいただいた皆さん、本当にありがとうございました。