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2024.01.25

警察などホストクラブ一斉立ち入り まちで”月20万円払っている”と話す女性も…その理由は?【岡山】

ホストクラブでの高額な代金の回収をめぐる金銭トラブルが東京などで相次いでいることを受け、岡山県警などは岡山市のホストクラブを一斉に立ち入り検査しました。

1月24日夜、岡山市北区の公園に集まったのは、警察官や岡山労働局の職員など約20人です。向かった先はホストクラブ。田町や中央町にある10店舗に抜き打ちで立ち入り検査に入りました。その理由は…

(岡山県警生活安全企画課 大塚謙一次長)
「近年東京都等において、ホストクラブを巡って女性客が売掛金として多額の借金を負って、返済に窮するという社会問題になっているのを受けて立ち入り」

ホストクラブでの飲食代金をホストが立て替える売掛金。この返済が困難になった女性客が売春行為をするケースなどがあり、問題となっています。岡山県警にも2023年、約10件の相談が寄せられています。岡山市の繁華街で聞くと…。

(まちの人は)
「(料金は)どんどん膨らんでいく。知らない間に高くなっているイメージ。推し、好きな人がいたら、やっぱり勝たせてあげたいという気持ちが勝って、どんどん膨らんでいく。払えなくなって飛んじゃったとかは聞く」

「月20万。(今でも行く?)今も行っている。女の子の癒やしを求める場所。担当に無理やり闇金の金を借りて、それで掛けに返す話を聞いて怖ってなった」

1月24日夜の立ち入り検査では、従業員名簿の不備やメニューに「時価」といった分かりにくい記載があったなど、8つの店舗で、あわせて13件の違反が確認されたということです。

(岡山県警生活安全企画課 大塚謙一次長)
「東京都と同じような実態が岡山でもあり得るかもしれないと思っている。違法行為があれば違法の程度において、厳正に対処したいと思っている」

県や岡山県警は電話相談窓口を設けていて、県警は引き続き、啓発や注意喚起を行うなどしてトラブル防止に努めていきたいとしています。