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空き家情報や物件をオンラインで提供!移住希望者は足を運ばず映像で確認相談【香川・小豆島町】

2020.06.19

空き家情報や物件をオンラインで提供!移住希望者は足を運ばず映像で確認相談【香川・小豆島町】

対面での相談が難しい中でも移住について考えてもらおうと、香川県小豆島町がオンラインでの移住相談を始めました。

フローリングに改修中の港近くにある平屋建て、ロフト付きの1LDK物件の家賃は月、2万5000円です。人口減少に悩む小豆島町は、HPで空き家の情報をまとめて発信する空き家バンクなどの取り組みを通じ移住を推進しています。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、対面相談や物件の内覧を取りやめていました。そこで、県内の自治体で初の取り組みとして始めたのが、オンライン移住相談です。

(移住相談の様子)
「リノベーション(大規模改修)どこまで可能?喜んでという所有者多い」

離れていてもドローンを使った空撮で街の様子を伝えます。

(ドローンの空撮)
「海まで歩いた方が早いかも…神戸港までフェリーで3時間」

この日は試験運用で、ウェブ会議システムを使って大阪の移住希望者からの問い合わせに町の担当者が応じました。

(大阪から)
「リノベーションが進んでいるのが分かり、うれしかった。写真では分からなかったが映像で空き家に住むイメージがしやすくなった」

小豆島町では、瀬戸内国際芸術祭などの効果で、2012年度以降は毎年100人以上が移住していますが、5年後の定住が5割というデータもあり、人口減少に歯止めがかかりません。移住の推進が町の大きな課題ですが、県外移動が可能になっても自粛傾向は続き、移住相談の足かせとなっているのです。

(小豆島町住まい政策課 吉元芳美さん)
「電話とかメールではなく、顔が見えることが一番良かった。地道ですが、親切に対応し、1人でも多く移住を…」

小豆島町のオンライン移住相談、本格運用は7月1日からで完全予約制で実施します。