OHK 8Ch

  • LINE友だち追加

2023.09.21

ヘルメット着用しない理由の一つ「髪型」 大学生が“かぶってもオシャレな髪型”を考案【岡山・岡山市】

秋の交通安全運動、全国で重点項目の一つにあげられているのが、「自転車等のヘルメット着用」です。長尾アナウンサーが現状を取材しました。

改正した道路交通法が施行され、2023年4月から自転車に乗っている時のヘルメットの着用がすべての人に対して努力義務となりました。しかし着用率は依然として低く、岡山県警の8月の調査では10.1%と、7月の全国一斉調査からは上がっているものの、全国平均の13.5%を下回っています。

なぜヘルメットを着用しないのか街の人に聞きました。

(街の人は…)
「蒸れる」「邪魔になる」「髪型が崩れる」「めんどくさい」「髪型が気になる…」

このように、街の人の意見で、特に女性に多かったのが「髪型が崩れるのが嫌だ」という意見でした。そのような悩みを解決しようと、9月21日岡山市で、ヘルメットを着用してもおしゃれな髪型の発表会が開かれました。

ヘルメットをかぶっても大きく崩れことなく、かわいく仕上がっています。この発表会は岡山市のノートルダム清心女子大学とJAFが連携し、交通安全運動に合わせて開いたものです。学生が美容師と協力して考案した髪型がお披露目され、ショートやロングなどヘアスタイルごとにポイントが紹介されました。

例えばショートでは髪の毛の上半分をまとめてくくり、束の毛先を根元にくぐらせます。

(ノートルダム清心女子大学2年 三宅心愛さん)
「男性も前髪で使えるので性別問わず実践して」

今回考案した髪型はカタログとしてまとめられ、大学のホームページなどで公開される予定です。

警察庁によりますと、ヘルメットを着用することで自転車事故の致死率が3分の1に軽減されるというデータもありますので、今回の髪型を実践してみてヘルメットを着用し、自身の安全を守るよう心がけてください。