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次亜塩素酸水の噴霧はNO!新型コロナウイルスの有効性は?【岡山・浅口市】

2020.06.06

次亜塩素酸水の噴霧はNO!新型コロナウイルスの有効性は?【岡山・浅口市】

新型コロナウイルス対策で不足する消毒液に代わり広く使われている次亜塩素酸水について、国が行った発表が波紋を広げています。何が起きているのでしょうか。

特設窓口には、6月5日の朝も開始から1時間で6人の市民が訪れました。

(市民)
「ありがたい」            
次亜塩素酸水は、塩酸や食塩水を電気分解するなどしてできる消毒液の一種です。

浅口市は4月から市内6ヵ所で無料で配っていて、4月は延べ約8200人、5月も約3200人が利用しました。

(新田俊介記者)
「市民のニーズが高い次亜塩素酸水ですが、国のある発表が今、波紋を広げています」

5月29日、国とNITE、製品評価技術基盤機構は次亜塩素酸水の新型コロナウイルスへの有効性が現時点で確認されていないこと、消毒剤の噴霧は推奨されないとするWHOなどの見解を示しました。

これを受け鳥取県米子市は庁舎に設置していた噴霧器を撤去、文部科学省もきのう、学校で子供たちがいる空間では噴霧器を使わないよう注意喚起しました。

6月5日の会見で知事も…

(伊原木隆太知事)
「人体に向けて噴霧しない方がいいというのが現状分かっていること」

浅口市は、ドアノブや調理器具など身の回りの除菌に使うよう呼びかけるチラシを添え、配布を続けることにしています。

(浅口市健康推進課 原田希代子 課長)
「公衆衛生には有効。使い方をしっかりお知らせしていく」

国は次亜塩素酸水の新型コロナウイルスへの有効性について早期に結論を得たいとしています。