厚生労働省によりますと全国の新型コロナ感染者は７週連続で増加しています。第９波は始まったのか？専門家に今後の見通しと私たちが注意することは何か？話を聞きました。

（関西福祉大学　勝田吉彰教授）
「（第９波は）始まっていると解釈するのが妥当」

こちらは岡山県と香川県の感染者数の推移です。 定点把握に切り替わった５月上旬からゆるやかな増加傾向となっています。

（関西福祉大学　勝田吉彰教授）
「コロナ独自で注意報はないが、インフルエンザの数字を当てはめると、１を超えると流行開始の目安、１０を超えると注意報。沖縄はすでに３９、先週２８と明らかに注意報レベル。毎年沖縄が増えて全国が追随していく。増加のトレンドにあると言える」 ５類移行後、初めて迎える感染拡大の波。勝田教授は身の回りの情報をしっかりと把握することが重要だといいます。

（関西福祉大学　勝田吉彰教授）
「割と地域差がある。例えば隣の兵庫県は県全体としては４．８２で、岡山よりプラス１で大きく違わないという印象だが、地域ごとに見ると高いところがある。（岡山県に近い）赤穂保健所は８台、中播磨保健所は１８．５０。いま自分のいる所はどうなのか。ローカルな情報が大事」 岡山県は岡山市、倉敷市など７つの保健所別、香川県は高松市、中讃など５つの保健所別のデータが毎週金曜日に、県のホームページに発表されます。５類移行で発信される情報は変わりましたが、冷房の使用で忘れがちな換気などもう一度、感染防止対策を確認しましょう。

（関西福祉大学　勝田吉彰教授）
「キーワードはカミカミ。換気、密集、会話、みんなで防ごう。コロナだけでなく感染症をブロックとして捉え、しっかり対策してほしい」