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岡山放送

2023.06.29

オープンの遅れ、費用増加も懸念…中四国最大級アリーナ計画に“設計変更”の陳情【香川・高松市】

サンポート高松で整備中の香川県立アリーナについて、新たに風対策のため設計の変更が必要だとする指摘が出ています。2025年3月のオープン時期や整備費に影響が出る可能性があり、今後のにぎわいづくりに懸念が広がりそうです。

(前川裕喜記者)
「整備が進む県立アリーナは、特徴的なデザインの骨組みが見えてきました。しかしこの整備に関して雲行きが怪しくなっています」

2025年3月のオープンに向け、整備が進む県立アリーナ。指定管理者もイベント会社などで作る「香川アリーナコンソーシアム」が候補として決まりました。

この事業体から、ある陳情が県議会に出されました。

県立アリーナは中四国最大級の1万人を収容でき、スポーツ大会や大規模なコンサートが開催できます。ステージの後ろから客が入場する設計ですが、陳情では、そこから吹き込む風によって舞台装飾への影響を指摘。風を低減する装置の設置などを求めています。

陳情が採択されれば、県や県教育委員会は対応が必要になり、オープン時期の遅れや、約180億円の整備費がさらに増える可能性もあります。

6月29日に開かれた県議会文教厚生委員会で、県教委は現時点で答えられないとした上で、次のように述べました。

(香川県教委 淀谷圭三郎教育長)
「より利用しやすい施設にすることが最大の目的。見直す部分があるのであればちゅうちょなく変更。利便性確保とコストコントロールを両立する。令和7年(2025年)3月開設するスケジュールで全力をあげて取り組む」

この陳情は、7月10日の6月定例県議会最終日に採決される予定です。

サンポート高松では、にぎわい創出のため令和の開発が進んでいます。時系列で見ると、2024年3月にJR高松駅の商業ビル、2025年に県立アリーナ、徳島文理大学のキャンパス、四国電力による外資系最高級ホテルがオープンする予定です。2025年は大阪・関西万博や瀬戸内国際芸術祭が控える中、サンポート高松はにぎわい創出の核として期待されています。

ただ県立アリーナに問題が出ると、そうした期待感に水を差すことになります。また最高級ホテルもいまだ具体的な内容が見えておらず、にぎわい創出に懸念が広がりそうです。