２０２３年７月から一部の電動キックボードで運転免許がいらなくなります。６月２３日、取り締まる側の警察官が岡山市で研修に臨み、操作性や特徴を体感しました。

研修会には、取り締まりにあたる警察官ら約５０人が参加しました。

電動キックボードは、これまで原付バイクなどと同じ扱いで免許が必要でしたが、７月の道路交通法改正で、最高速度２０キロ以下であることや、大きさ・装備などの一定の条件を満たしたものを対象に、１６歳以上は運転免許がいらなくなります。さらにヘルメットは努力義務となるほか、最高速度６キロ以下で歩道を走ることもできるようになります。

研修会では、警察官が直線やカーブ走行を体験し、電動キックボードの性能や操作性を確認していました。

（体験した警察官は…）
「簡単ではあるが危険な乗り物だと感じた」

（岡山県警交通企画課　今西信行課長補佐）
「今回の改正で、一部の電動キックボードが自転車に近いルールで乗れるようになるが、一時不停止やヘッドライト・ウインカーがないと、車と同様に取り締まりの対象になる。しっかりとルールを確認して乗ってほしい」

法改正に対応した電動キックボードは、１０万円から２０万円で購入できるということで、県警は今後、電動キックボードの販売店などと連携して、正しい利用を呼び掛けることにしています。