ニュースやネットで話題のキーワードが、私たちの暮らしにどう関わっているか、分かりやすくお伝えする「急上昇ニュース」のコーナーです。

第２回のテーマは、「メンズコスメに熱視線　Ｚ世代もおじさんも」です。

今、男性用化粧品、メンズコスメが売上を伸ばしています。

「興味ある」「僕はしないので…」などまずはこちらのグラフをご覧ください。コロナ禍で化粧品全体の売上は落ち込んでいますが、男性用は伸び続けているという不思議な現象が起きています。

調べていくと、メンズコスメ市場を支えているのは、１０代から２０代前半のＺ世代と呼ばれる若者と中高年のおじさんであることがわかりました。岡山駅の地下街にあるこの化粧品店には、男性客も多く来るそうです。その傾向を聞いてみると…

（コスメキッチン岡山一番街店　小郷望店長）
「１０代・２０代や５０代・６０代の男性も来店」

今、特に中高年の男性で、美容に関心のある人が増えています。化粧品の使い方にも変化が。以前は、肌に潤いを与える化粧水くらいでしたが今は…

（コスメキッチン岡山一番街店　小郷望店長）
「お肌の色の補正ができるものも選ばれる」

顔色が明るく見えるようファンデーション効果のあるものが選ばれています。

おじさんたちが見た目にこだわるようになった理由は…？

リサーチ会社の富士経済によると、「テレワークやオンライン会議が定着し、自らの容姿を確認する機会が増えた事が中高年のスキンケア意識向上につながった」とみられています。

一方、メイクに最も興味があるのは、Ｚ世代の男子。実に約４割が「関心がある」と答えています。キーワードは「韓流」です。若者を対象に使っている化粧品を聞いたところ、韓国系のものがトップとなりました。

岡山駅地下街のこの店によるとＫ－ＰＯＰアイドルと同じものを使いたいという心理や、値段が比較的手ごろなことが人気の理由とみられています。

カバー力の高いファンデーション、顔に陰影をつけるシェーディングなど、さりげなくも印象をガラリと変えることができ、これを使えばおじさんもＫｐｏｐアイドルに少し近づける…かも。

「メイクしてもらって表情も明るくなった？」

後半紹介したお店で、話を聞きました。こちらの２１歳の男性は、ファンデーションを使うそうで、気合を入れたい時、例えば久しぶりの人に会う時にメイクをすると話していました。

あるアンケートによると男性がメイクを始めるきっかけは、「恋人や友達にすすめられた」が多いそうです。

そこで今回のまとめです。「男だってきれいになりたい！なってほしい！」とそんな時代となりました。