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2024.04.03

中国の航空会社関係者 三豊市のサクラの名所「紫雲出山」視察 市長もトップセールス【香川】

高松ー上海線を運航する中国の春秋航空の関係者が4月3日、サクラの名所三豊市の紫雲出山を視察しました。外国人の間でニッポンのサクラ観光に関心が高まる中、その可能性を探りました。

(前川裕喜 記者)
「(3日は)あいにくの天気で視界は良くないがサクラは見頃を迎えている。こちらは本来、瀬戸内海をバックにしたこうした風景が楽しめる」

標高352メートルの山頂付近で、約700本のサクラと瀬戸内海が共演する紫雲出山。2019年にはアメリカのニューヨーク・タイムズ紙で紹介され、4万人が訪れました。

4月3日にこの山を視察したのは、中国の航空会社・春秋航空の幹部など5人です。三豊市の案内のもとどの場所から見るとサクラがきれいかや、晴れていればどのように見えるかなどをチェックしました。

(春秋航空の関係者)
「景色すばらしい」

(三豊市 山下昭史市長)
「ありがとうございます。水墨画みたいでしょ」

2日に高松ー上海線を半年ぶりに再開させた春秋航空。搭乗率は95%と好調な再出発となり、今後、日本の資源を生かした誘客に力を入れます。

(春秋航空 孫振誠 日本市場開発部長)
「上野(公園)、青森の弘前、熊本城、大阪城。サクラがきれいで今週、中国からたくさん見に来ている。ここに連れてくる(旅行)商品を考えている」

(三豊市 山下昭史市長)
「紫雲出山は人気が高まっているがもう少しアピールが必要だと思っていたので春秋航空が来てもらって弾みがつく」

日本政策投資銀行などが調査した、外国人観光客が日本を訪れる理由のランキングによると、サクラの鑑賞が2位となっています。サクラを見て美しいと思うのは、外国人も同じということですね。

ただ、中四国エリアのランキングを見るとサクラの鑑賞は4位にとどまります。今後、中四国エリアでもサクラの名所を外国人にPRする必要があると言えそうです。