OHK 8Ch

  • LINE友だち追加

2024.04.01

初年度は1カ月290円の負担増…岡山市が水道料金値上げ 水道のプロに聞く「節水術」【岡山】

岡山市では4月1日から水道料金が値上げされます。一般的な家庭で1カ月当たり290円の負担増。家計の支出を抑えるため、いますぐ取り組める節水術を取材しました。

(高田亜矢子 記者)
「岡山市の水道料金は消費税の対応を除き、これまで19年間据え置かれてきましたが、水道施設の耐震化などの費用を捻出するため、4月1日から段階的に値上げされることになりました」

値上げ率は2024年度からの2年間は平均15.7%、2025年度からは20%となり、一般的な家庭で試算すると、4月1日からは1カ月あたり290円、2025年度からは370円、負担が増えることになります。

(市民は…)
「理容業なので大変」
「電気代も5月から上がるのに…」

まだまだ続く値上げの波に、少しでも家計の支出を抑えたい!という声も。そこで、ここからは今すぐに取り組める節水テクニックを水回りの修理を年間800件以上行う水道のプロ、井領さんに伺いました。

(おかやま水道職人 施工技術課 井領良基主任)
「一般家庭における水の使用量の約40%はお風呂ですね。トイレが20%の割合となっています。(風呂とトイレが)一番節水しやすい場所。ちょっとしたポイントをおさえれば、効果的な節水になる。」

◇お風呂のポイント

(おかやま水道職人 施工技術課 井領良基主任)
「冬場になるとシャワーを出しっぱなしにする場面が多くなる。こまめに止めてもらうことによって、使用量がぐっと減る。だいたい3分間出しっぱなしにすると30リットル以上の水を使う。それをこまめに止めると節水ができる。」

◇トイレのポイント

(おかやま水道職人 施工技術課 井領良基主任)
「一番大事なのは「大」と「小」のレバー。「大」で流すと4.5~6リットル使用。「小」で流すと半分ぐらいの水の量で流すことができるので、そこをきちんと使い分けるのが大事」

私たちの生活に欠かせない水、大切に使うことが節水につながるのかもしれません。