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2024.03.25

岡山県産米「きぬむすめ」と「にこまる」の最高評価“特A”獲得をPR おいしくいただくコツは【岡山】

2023年に生産されたコメの食味ランキングで、岡山県産の2つの品種が最高評価の特Aを獲得し、その消費拡大を狙ったPR活動が3月25日、岡山市で行われました。このごはんをおいしくいただくコツを聞いてきました。

岡山市中心部の商店街で配られたのは、岡山県産のコメ「にこまる」と「きぬむすめ」の500セットです。日本穀物検定協会が味や香りを審査した食味ランキングで、2023年の生産分がともに5段階評価で最高の特Aに。にこまるは2年連続、きぬむすめは8年連続の認定です。

(JA岡山中央会 青江伯夫代表理事会長)
「食味ランキングで特Aに選ばれ、誇りに思っている。これからは生産と販売、食べてもらう活動をやっていきたい」

(コメを受け取った人は…)
「おにぎりで食べたい」
「春休み中の弁当によさそう。お出かけしたい」

この2つの品種は、ともに砕いたカキの殻を土壌に入れて生産する里海米の手法が取り入れられています。カルシウムが豊富で稲が倒れにくくなったことから、品質が向上しました。

(森下花音アナウンサー)
「では、その特Aのコメを味わってみます。まずはにこまる。表面にツヤがありますね。白く輝いています。・・・ふっくら炊けているんですが、もちもちした感じがあります。粘り強さを感じます」
「こちらはきぬむすめ。こちらも粘り強さが特徴ということで、冷めてもモチモチしているので、お弁当に最適ということです。おにぎりにしていただきます。・・・確かにもちもち。粘り強さ、しっかりあります。噛んでも甘味が出てきますし、コメのうまみを感じます」

よりおいしく炊き上げるポイントを、PR担当者に聞きました。

(JA全農おかやま 農産・園芸部 小原久典部長)
「炊飯器で炊き上がるとすぐにフタを開けて、ご飯をやさしく攪拌(かくはん)する。余分な水分を飛ばすことで、溶けたデンプンが米の周りをコーティングするので、そのあと保温してもおいしく食べられる」

県によりますと、2023年の作付面積は、きぬむすめが県北を中心に4700ヘクタール、高温に強いにこまるは県南を中心に1450ヘクタールで、JAは今後もPRを続け、生産量を増やしていきたいとしています。