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2024.03.19

ウクライナから避難の高校生が岡山での高校生活に別れ 学校での思い出を胸に…訴える「戦争の怖さ」

ロシアの軍事侵攻を受け、岡山に避難していたウクライナの男子高校生が、2024年の春、高校生活を終えました。全校生徒の前で彼が訴えた事とは?

「学芸館高校が受け入れてくれたおかげでウクライナでの戦争や不安から遠い場所で生活しながら勉強することができた。勉強は私たちの未来、みなさん1人1人、すべての人にとって1番大事なこと。苦しみと戦争のない世界を作ることができる」

ウクライナの首都・キーウから避難してきたイェホール・ジグノフさん(18)。避難先の岡山市で通っていた岡山学芸館高校で修了証書を受け取りました。

ウクライナで十分な教育が受けられなくなり、日本の高校にメールを送ったのがきっかけで、2022年12月、岡山での高校生活が始まりました。

(イェホール・ジグノフさん)
「ミサイルが学校に落ちるかもしれない状況で母国の学校で勉強するのはとても危険。新しい場所で大きく人生が変わるのが楽しみ」

約1年で日本語も上達、すっかりクラスにも溶け込みました。

(イェホール・ジグノフさん)
「裸祭りとか文化祭、体育祭。たくさんの思い出がある」

4月から広島市の大学に進学するイェホールさん。

(イェホール・ジグノフさん)
「社会的な事を勉強したい、日本でウクライナのことを発信するなど文化の国際交流のような事をしたい」

侵攻が始まって2年が過ぎた今でも家族がいる母国はミサイル攻撃の脅威にさらされています。

(イェホール・ジグノフさん)
「戦争が早く終わってほしい。平和になってほしい。戦争は本当に怖い事、たくさんの人々が殺されている。本当に戦争は適切ではないと思う」