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2024.03.15

「やっと家族になれる」性別変更が認められた臼井崇来人さん 地元の役場に婚姻届提出【岡山】

性同一性障害と診断され、生殖能力をなくす手術をせずに2月に戸籍上の性別変更が認められた岡山県新庄村の男性が3月15日にパートナーとの婚姻届を提出しました。

(臼井崇来人さん)
「やっと家族になれる。きのう(14日)婚姻届け書いた。」

婚姻届を提出したのは新庄村に住む臼井崇来人さん。晴れてパートナーの幸さんやその息子と、戸籍上でも家族になれました。

(妻・臼井幸さん)
「年月が経って世の中も変わって整えばこんなに スムーズに(婚姻届を)受け取ってもらえるんだと。 性別が変わっただけで こんなにも対応が違うのかなと感じた。」

約10年前性同一性障害の診断を受けた臼井さん。2023年10月、最高裁が戸籍上の性別変更に生殖機能をなくす手術が必要とする法律を違憲と判断したことから、2月7日、手術をせずに男性への性別変更が認められました。

(夫・臼井崇来人さん)
「うれしいです。長年の夢がかなって 実感はこれから作っていくと思う。皆さんに祝福していただいてうれしい気持ち。」

臼井さんの婚姻は性の多様性を認め合う社会の実現に向け大きな一歩となりそうです。