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2024.03.08

バイオリニスト・福田廉之介さん演奏ツアー最終日は「盲学校」繊細な音色で卒業生の心に思い出残す【岡山】

世界を舞台に活躍する赤磐市出身のバイオリニスト・福田廉之介さん(24)が、岡山県内の学校を巡る演奏ツアーを行っています。最終日の3月7日は、岡山市の盲学校で子どもたちに演奏を披露しました。

赤磐市出身のバイオリニスト・福田廉之介さん。倉敷市在住のピアニスト・能登泰輝さん(36)の伴奏で美しい音色を披露します。

福田さんは地元の子供たちにクラッシック音楽に親しんでもらおうと、2月から県内6つの学校などを巡る演奏ツアーを開催していて、最終日の7日は県立岡山盲学校の児童生徒20人に4曲を披露しました。

3歳の時にバイオリンを始め中学卒業後、7年間スイスに留学した福田さん。その実力は幼少期から話題となっていてOHKもその活躍を追い続けてきました。

2020年には若手音楽家集団「THE MOST(ザ・モスト)」を結成し、各地でコンサートを開くなど若手実力派バイオリニストとして精力的に活動しています。

演奏会の最後には、来週に卒業を控えた児童生徒のために、卒業式で歌う予定の合唱曲も披露され、子どもたちの歌声とバイオリンの繊細な音色が体育館に響き渡りました。

(子どもたちは…)
「(バイオリンを)近くで聞くことがなかったのでうれしかった」
「バイオリンが付くだけで違う曲に感じられて楽しかった。卒業前に良い思い出になった」

(福田廉之介さん)
「目が見えなかったとしても耳が人一倍聞こえたり、感受性も人一倍優れている人もたくさんいると思うので、その人たちの心に少しでも触れられるように演奏した。今後もこのような活動を続けていきたいと心から思う」