３月に入り、卒業のシーズンです。岡山・香川の多くの高校で３月１日、卒業式が行われ、将来が期待される高校生アスリートも旅立ちの時を迎えました。

「菱川一心」「（起立して）はい」

１日、岡山後楽館高校を卒業したのはダンサーのＩＳＳＩＮこと菱川一心選手。

（♪校歌「わたしは生まれた夢と笑顔をもって…」）

２月に行われたブレイキンの全日本選手権ではアクロバティックな新技を披露し見事優勝。２０２４年に行われるパリオリンピックの代表権獲得を目指しています。

式のあと開かれた最後のホームルームでは。

（担任）
「おめでとう」
（ＩＳＳＩＮ選手）
「ありがとうございます」

（ＩＳＳＩＮ選手）
「うそじゃなくて。高校になって色々楽しめたことあって。むちゃくちゃ色んないい思い出つくれました、ありがとうございました」

クラスメイトを前に感極まり思わず涙。スポーツ選手としてではなく普通の高校生として友達と過ごした時間がかけがえないものだったと振り返っていました。

卒業後は練習拠点を京都に移し新たな生活が始まります。

（ＩＳＳＩＮ選手）
「ダンスまみれの生活にしたい。オリンピックまでと考えたらすぐに（生活を）固めて大技を２つは作りたい。月１で作っていきたい」