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2024.02.23

“岡山発”のバリアフリー活動に国際賞 ウィーンで「ゼロ・プロジェクト・アワード」表彰式【岡山】

世界のバリアフリー活動などをたたえる国際賞、「ゼロ・プロジェクト・アワード」の表彰式が、日本時間の23日未明、オーストリアで行われ、岡山市の両備システムズとOHKが受賞しました。

(エッスル財団 マーティンエッスル氏)
「世界中のからたくさんのインスピレーションをもらうことができた。本当にありがとう」

表彰式はオーストリアの国連ウィーン事務所で行われました。「ゼロ・プロジェクト・アワード」は、オーストリアのエッスル財団が、バリアフリーな社会の実現に向けた取り組みなどを称えるもので、500以上のノミネートの中から、特に革新的で影響力があるとして、両備システムズの色覚異常の人を補助するソフトウェアとOHKの手話実況の取り組みが選ばれました。

(両備ホールディングス 松田久副会長)
「これだけの国の中で日本から3チーム、そのうち2つが岡山から。奇跡的なこと」

(両備システムズ 下田雅彦さん)
「20年続けてきたことをこのまま継続するのが一番」

(岡山放送 中静敬一郎社長)
「誰一人情報から取り残されない社会に向け、一歩一歩前進している。来年(2025年)はデフリンピックも開かれるので、さらに取り組みを強化して多くの人に情報を届けるよう努力したい」

2024年のテーマは「教育」と「ICT」で、会場では表彰式に合わせて3日間にわたり会議が開かれています。

(報告 生本ひなの)
「会場では各国の取り組みが紹介されていたり、新しいアイデアを生み出そうと様々な分野でセッションが行われています」

このうち両備システムズは、約20年間無料で提供している色が分かりにくい人を補助するソフトウェアを紹介し、色覚のバリアフリーを持続的に進めるための提案を行いました。

(エッスル財団 マーティンエッスル氏)
「100以上の国から1000人を超える参加者を迎え、特に日本からはたくさんの代表者を迎えることができて光栄。社会の障壁を取り除くことで、障害者の有無にかかわらず同じ機会を得ること、あなたたちの取り組みはまさにそれを実現することができる」

岡山発のバリアフリーな取り組みが世界に広がっています。