OHK 8Ch

  • LINE友だち追加

2024.02.21

資材置き場で発見の使用済み活性炭から「PFAS」染み出しの可能性…吉備中央町で原因究明委員会【岡山】

岡山県吉備中央町の浄水場から有機フッ素化合物PFASが検出された問題で、2月21日、原因究明のための有識者による委員会が開かれ、地下水や土壌の具体的な調査方法について協議されました。

原因究明委員会は吉備中央町が設置したもので、地盤工学や水処理など専門家4人で構成されています。21日に非公開で開かれた2回目の会合では円城浄水場の水源付近の資材置き場で見つかった活性炭の周辺の土壌と約100メートル下流の河川の水を解析した結果、PFASの構成比が似ていることが報告され、この使用済み活性炭から染み出した可能性が高いとの意見が改めて出されました。

また、町は地下の状況を把握するため地面に穴をあけて調べるボーリング調査を活性炭が置かれていた場所を含む2カ所で行うことを提案し委員会に承認されました。

(委員長・岡山大学学術研究院 小松満教授)
「資材置き場のどの辺りから高濃度のものが浸透したのか、どう地下水に流れたのか詳細に検討する」

町は2024年5月中にボーリング調査を実施したいとしていて、次回の会合では調査結果をもとに意見が交わされる予定です。