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2024.02.01

実は香川県が生産面積全国2位!「指定野菜」に追加されるブロッコリーに熱い視線【香川】

私たちの食卓に欠かせない国の「指定野菜」に2026年度から新たにブロッコリーが追加されます。香川県は全国トップクラスの産地で、生産者からは期待の声が上がっています。

(河野有紀 記者)
「2026年度から新たに指定野菜に追加されるブロッコリー。実は香川県は、ブロッコリーの生産面積で全国2位を誇っています!」

「指定野菜」とは国が定めている国民生活に欠かせない重要な野菜のことです。現在はキャベツやキュウリ、タマネギなど14品目が指定されていて、2026年度には1974年のジャガイモ以来、50年ぶりにブロッコリーが追加されることになりました。

(香川県野菜花き生産者研究会 中西幸範副会長)
「他の産地のものと比べて(香川県産は)大きい。朝収穫して、氷詰めで店まで運ぶので鮮度は日本一だと思っている」

畑にブロッコリーを植え付けた作付面積で、日本一面積が小さい香川県が北海道に次ぐ全国2位を誇り、収穫量でも全国4位となっています(2022年度)。ブロッコリーはタンパク質などの栄養素を多く含むことから近年、需要が高まっていて、香川県内でもここ30年で、作付面積が10倍近くに広がっています。

指定野菜に追加されると価格が下落した場合に、国からの補助金が手厚くなり安定供給につながるため、三豊市のブロッコリー農家、中西幸範さんも期待感をにじませていました。

(香川県野菜花き生産者研究会 中西幸範副会長)
「(ブロッコリーは)あまり変動幅がない作物だが(指定野菜への追加で)後ろから支えてくれるものがあれば作りやすい。会社をリタイアされた人とか含めて、どんどん作ってくれたら良いと思う」

指定野菜への追加でますます身近になりそうなブロッコリー。食卓に並ぶ機会も増えるかもしれません。