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2024.01.30

遮断機・警報機のない踏切事故防止を…JR西日本が岡山県内7カ所に手動ゲート設置へ【岡山】

遮断機や警報機がない第4種踏切の安全対策として、JR西日本は2023年度中に、通行者に一旦停止を促す「踏切ゲート」を岡山県内7カ所に設置すると発表しました。

今回導入されるのは「踏切ゲート-Lite」です。通行する人が一旦停止して左右を確認することを促す目的で、バーを持ち上げて踏切に入り、退出は速やかにできるよう押して出ることが可能です。JRが2023年度中に岡山県内の7カ所に設置します。

(森岡紗衣記者)
「こちらの踏切は主に近隣住民に利用されていて、現在は簡易的なゲートと注意標識のみとなっている」

7カ所のうちの1つ、玉野市のJR宇野線、備前田井駅近くにある第4種踏切です。第4種踏切とは、警報機や遮断機のない踏切のことで、JRのものは岡山県内に76カ所あります。

国土交通省によりますと、鉄道事故のうち踏切事故の割合は約4割で、第4種踏切の安全対策は喫緊の課題。踏切ゲートは低コストで数時間で設置できるのがメリットだとしています。

(JR西日本岡山支社 藤原乗将支社長)
「自転車や2輪車には確実に一旦停止を促す効果が期待される。地元の人に設置について理解を得られるよう道路管理者である自治体と協議を進めている」

設置は2月中旬から順次、進められる予定で、JRは2023年度の7カ所に加え、2024年度はさらに約20カ所に整備するということです。