多くの農業の担い手を育成してきた岡山市の三徳塾が創立から９０年を迎え、１月２３日に記念式典が行われました。

三徳塾は岡山市出身で保険会社の第一生命の創設者、矢野恒太が１９３４年に農村の若者に農業の知識を広めるための学校として開いたのが始まりです。１９３９年に施設と土地が岡山県に寄贈され、現在は県立青少年農林文化センター、三徳園として運営されています。

式には伊原木知事など関係者約１００人が出席し、三徳園友の会の荒木秀樹会長が、「農業の繁栄が国の繁栄につながるとの矢野さんの遺志を今後も継承していきたい」と式辞を述べました。

２３日は習得した農業技術などで地域に大きく貢献した塾生の業績を称える新三徳賞の贈呈式も行われました。