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2024.01.22

海中のノリに栄養を…岡山市の児島湾で「海底耕うん」始まる 耕すと川からのゴミ・ヘドロが…【岡山】

ノリの収穫がピークを迎える中、岡山市で海の栄養を補う「海底耕うん」が1月22日から始まりました。

海底に溜まっていたゴミやヘドロを漁師たちが一つ一つ手作業で回収します。海底耕うんは鍬のような道具で海底の泥を耕し、酸素や塩分を拡散させ、ノリの養分を多く発生させると同時に海のゴミを取り除く作業です。

(児島湾漁業協同組合連合会 豊田安彦会長)
「川から出てきているナイロンゴミやヘドロがついている」

児島湾では海の環境を改善しようと2016年から毎年この時期に漁協連合会と市の水産課が共同で作業を行っています。

(児島湾漁業協同組合連合会 豊田安彦会長)
「雨も非常に少なくかなり色落ちが進んでいる」

12月から始まったノリの収穫ですが、2024年は降水量が少なかったことなどが原因で海中の栄養分が減少し、1月上旬に取れたノリは色が薄く、値段が付かずに廃棄されるものもあるということです。

児島湾の海底耕うんは22日から1週間行われます。