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2024.01.17

阪神・淡路大震災29年 兵庫で被災した小豆島の僧侶が法要 能登半島地震被災地へも祈り【香川】

6434人の命が奪われた阪神・淡路大震災から1月17日で29年を迎え、香川県小豆島の寺では犠牲者の冥福を祈る法要が営まれました。2024年は能登半島地震の被災者への祈りも捧げられました。

(西之瀧龍水寺 小林龍應さん)
「大震災29周年にあたり、追悼追善の法要を営む。合わせて能登半島地震の犠牲者の追悼も行う」

午前5時46分。小豆島霊場第42番札所の西之瀧龍水寺では、阪神・淡路大震災が発生した時間に合わせて、犠牲者の冥福を祈る法要が営まれました。

僧侶の小林龍應さんは現在77歳で、地震発生当時、兵庫県西宮市で被災しました。地震の記憶は今も鮮明に覚えているという小林さん。2024年は、元日に発生した能登半島地震の被災者への思いも込めて祈りを捧げました。

(参列者)
「(自然災害に対しては)本当に無力。少しでもできることをやっていけたら」 

(西之瀧龍水寺 小林龍應さん)
「災害が起こった時にはくじけないで、弱気にならないで頑張る。とにかく諦めなければ奇跡が起きるというのをつくづく感じた」

小林さんは2009年に小豆島に移住して以降、毎年、この法要を営んでいて、震災の記憶を後世に伝え続けたいとしています。