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2024.01.09

浄水場の水から「PFAS」吉備中央町の事務処理を第三者が検証【岡山】

岡山県吉備中央町の浄水場から有機フッ素化合物が検出された問題です。町の不適正な事務処理について検証する第三者委員会の2回目の会合が1月9日に開かれました。

吉備中央町は2020年以降、国の暫定目標値を超えた有機フッ素化合物が毎年検出されていたにも関わらず、県への報告を怠るなど、不適正な事務処理が明らかになっています。

第三者委員会は、再発防止を目的に町が設置したもので、2回目の会合では、職員からの聞き取りの内容などから考えられる原因や、必要な対策について議論されたということです。

委員からは、水道事業について深い知識や技術を持った専門家の育成が必要だといった意見が出されたということです。

(吉備中央町事務執行適正化に係る第三者委員会 佐藤吾郎委員長(岡山大学大学院教授))
「できるだけ実情を鑑みながら、地域の住民の健康を維持する視点からも、しっかり提言したい。」

1月下旬に開かれる3回目の会合では再発防止策の概要をまとめる予定で、2023年度中に町に提言することになっています。