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2023.12.25

吉備中央町「PFAS問題」原因究明へ…使用済み活性炭と地下水の関係は?土壌の追加調査など提言【岡山】

岡山県吉備中央町の円城浄水場から有機フッ素化合物が検出された問題で、原因究明のため町が設置した有識者による委員会の初会合が12月25日に開かれました。

原因究明委員会は、地盤工学や水処理などの専門家4人で構成され、協議は非公開で行われました。

町によりますと、これまで県や町が行った土壌の調査結果から、委員からはダムの水源近くの資材置き場で見つかった使用済み活性炭が原因の可能性が高いとの意見が出されました。その上で、活性炭と地下水との関係を調べるため、より深い場所の土壌を調べるボ―リング調査の必要性が指摘されたということです。

(委員長 岡山大学学術研究院 小松満教授)
「各委員の知見を集め、できるだけすみやかに住民の安心安全につなげるためにも審議を進めていきたい」

町は、ボーリング調査の方法を検討し、次回の会合では調査の具体的な内容を協議する予定です。