岡山県美咲町の５６歳の男性職員が、自身が所属する自治会の口座から約２９０万円を着服したとして懲戒免職処分を受けました。

２１日付で懲戒免職処分を受けたのは、美咲町住民生活課の副参事で５６歳の男性職員です。

町によりますとこの職員は、２０１７年４月から２２年１０月までの間に、自身が所属する自治会の口座から複数回にわたり現金を引き出し、合わせて２８８万３４４４円を着服したということです。

当時、職員は自治会の会計担当をしていて複数の住民から町への情報提供で着服が発覚しました。

職員は「生活費などに使った」と話していて、２０２３年３月末までに全額返済しているということです。

美咲町の青野高陽町長は、「町民の皆様に深くおわび申し上げます。再びこのような不祥事を起こさせぬよう、服務規律の確保やコンプライアンス意識の徹底に、より一層取り組んでまいります」とコメントしています。