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吉備中央町土壌調査で…県、資材置き場の「使用済み活性炭」からのPFAS土壌溶出の可能性に言及【岡山】

2023.12.21

吉備中央町土壌調査で…県、資材置き場の「使用済み活性炭」からのPFAS土壌溶出の可能性に言及【岡山】

岡山県吉備中央町の円城浄水場から有機フッ素化合物PFASが検出された問題です。浄水場の水源に近い資材置き場に置かれていた使用済み活性炭からPFASがしみ出したとみられることが分かりました。

(岡山県循環型社会推進課 堂本竜也課長)
「使用済み活性炭から溶出したPFOS・PFOAが直下の土壌に移行しているものと考えられ、使用済み活性炭が発生源である可能性が更に高まった」

岡山県が12月21日に会見し明らかにしました。県は11月、円城浄水場の水源付近で使用済みの活性炭が置かれていた資材置き場と、その周辺の18地点で土壌調査を行いました。

その結果、国の目標値の約9万倍にあたるPFASが検出された活性炭が置かれていた場所のそばから、最も高い数値のPFASが検出されたということです。このため県は、活性炭からPFASが土壌にしみ出した可能性が高いとしています。

県は土壌調査の結果を吉備中央町が立ち上げる原因究明委員会に報告し、専門家の意見を踏まえ、町と協力して原因の特定を急ぎたいとしています。