岡山県吉備中央町の円城浄水場から国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物が検出された問題で、町は円城地区の住民に過去３年分の水道料金を返還する方針を明らかにしました。

吉備中央町によりますと、１２月１７日までの２日間、円城地区の住民を対象に開いた説明会で、山本町長が３年分の水道料金を返還すると説明したということです。円城浄水場で国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物が検出された２０２０年度から２２年度分で、対象は約５２０世帯です。

町は２０日に開かれる１２月定例町議会の最終日に関連費用を盛り込んだ予算案を追加提案することにしています。

また、説明会では住民から血液検査の要望が相次ぎ、町長は今後、実施していく考えも表明したということです。方法や時期は有識者で構成される専門委員会で検討されます。