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2023.12.18

男子は1秒差、女子は圧勝!「全国中学校駅伝」県勢初制覇・京山中が史上2校目のアベック優勝【岡山】

中学生ランナーたちが快挙を成し遂げました。滋賀県で12月17日に行われた全国中学校駅伝で、岡山市の京山中学校が、男女ともに県勢で初めて優勝しました。アベック優勝は史上2校目です。

男女とも48校が出場した全国中学校駅伝。女子は12キロを5人でつなぐレースです。2年連続2回目の出場となる京山は1区の3年生、樋口遙が9位で、2区の2年生、南和奏にたすきをつなぐと。南は4人抜きの力走を見せ、順位を5位に上げます。

3区の1年生、岩崎芽生は3人抜きで順位を2位に押し上げる堂々とした走りを見せ、4区の2年生、石原万結にたすきをつなぎます。石原は快調なペースで1位を猛追、怒とうの追い上げを見せると。チーム唯一の区間賞の走りで、1位に躍り出ます。

たすきは石原からアンカーの5区、3年生のキャプテンで注目の黒田六花へ。夏の全国中学校体育大会の1500メートルで優勝した実力を持つ黒田が区間3位の走りで後続との差を広げます。女子は京山が、2位と49秒の差をつけ、42分16秒の1位でフィニッシュ。県勢初めての優勝を飾りました。

(5区 京山中学校3年 黒田六花主将)
「最後は優勝して終わりたい思いがあったので、本当にそれを成し遂げられたことがすごくうれしい。今年はすごく充実した結果になった1年、どんどん上を目指して頑張りたい」

男子は18キロを6人でつなぐレースで、京山は3年連続3回目の出場です。1区の2年生、玉川彩人が24位で2区の3年生、篠原柊にたすきをつなぐと。怒とうの13人抜きで11位に浮上します。

続く3区は3年生のエース・鶴藤健琉が区間2位の走りで9人抜き。2位まで順位を押し上げて、たすきは4区の3年生、川本航太に渡ります。粘りの走りを見せる川本、順位を1つ落としますが3位で5区の2年生、竹井翔真にたすきをつなぎます。

積極的に最初から攻めることができ、自分の意地を見せられたという竹井は、2人を抜いてトップに躍り出ます。6区のアンカーは、3年生のキャプテン、長原武琉。序盤から1人旅となり、後続がいつ、ギアを上げてくるか不安だったという長原。最後は2位のチームに追い上げられますが、気合いの走りで1秒差で競り勝ち、58分3秒の1位でフィニッシュ。女子に続き、県勢初の優勝となりました。

(6区 京山中学校3年 長原武琉主将)
「みんな切磋琢磨しながら上がってきた。力も上の方でまとまっていて強い。気持ちも一つになって挑めた。とにかくうれしい」

男女アベック優勝は、5年ぶり史上2校目の快挙で中学駅伝の歴史に名を刻みました。

一方、香川県勢の結果は、女子の龍雲が48位、男子の三豊が38位でした。