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2023.12.12

倉敷市玉島殺人事件発生から10日 妻の「男が夫を刺した後に逃げた」との証言も犯人逮捕に至らず【岡山】

倉敷市の住宅で会社経営者の男性が刃物で刺されて殺害された事件から12月12日で10日です。有力な手掛かりも少なく、依然、犯人逮捕には至っていません。

12月2日午後7時半頃、倉敷市玉島の会社経営、問田正さん(当時57)の妻から「刺された」と警察に通報がありました。駆け付けた警察官が、洗面所で倒れている問田さんを発見。すでに亡くなっていて、近くには、血の付いた刺身包丁が落ちていました。警察官が駆け付けた時、家の玄関のカギはかかっていませんでした。

司法解剖の結果、問田さんの死亡推定時刻は通報の約30分前。死因は、刃物で刺されたことによる出血性ショックで、上半身には刃物による傷が複数あったということです。

また、妻は、洗面所の隣にある台所で血を流して倒れていて、一時、集中治療室で治療を受けていましたが、現在は、会話ができる状態だということです。

(奥原怜奈記者)
「現場の鑑識活動も終わり周辺は日常を取り戻しつつある。依然、犯人逮捕には至っていません」

警察は殺人事件と断定し、事件翌日、玉島警察署に70人体制の捜査本部を設置。問田さんの妻は、「男が家に押し入ってきて、夫を刺した後に逃げた」と話していて、警察は問田さんに恨みを持つ人物が玄関から侵入し、犯行に及んだ可能性も視野に、引き続き関係先などの聞き込みや防犯カメラの分析など調べを進めています。