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2023.12.06

吉備中央町の水質問題 不適切な事務処理を検証する「第三者委員会」初会合 再発防止策提言へ【岡山】

岡山県吉備中央町の浄水場から有害性が指摘されている有機フッ素化合物が検出された問題で、町の事務手続きが適正だったかどうかを図る第三者委員会が設置され、12月5日の夜、初会合が開かれました。

委員会のメンバーは弁護士や大学教授など4人で岡山大学大学院の佐藤吾郎教授が委員長に選出されました。

会議では吉備中央町の円城浄水場で行われた2020年以降の水質検査で国の目標値を超える有機フッ素化合物が毎年検出されていたにもかかわらず、県への報告が速やかに行われなかったことや、目標以下の数値を誤って報告していたことなど、町の不適切な事務処理について検証します。

5日の初会合では町の職員への聞き取りや関係書類の調査など検証の基本方針を確認しました。

(第三者委員会 佐藤吾郎委員長)
「(水は)地域住民に不可欠なインフラなので、住民が安心できる再発防止策を具体的に提言する。これが我々の最終目標」

委員会は検証結果を2023年度中にまとめ、町に提言することにしています。