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2023.12.05

水質問題の再発防止へ 県内すべての水道事業者へ「立ち入り検査」 県議会で知事が表明【岡山】

岡山県吉備中央町の浄水場で有害性が指摘される有機フッ素化合物が検出された問題について、伊原木知事は県が2023年度中に、県内全ての水道事業者への立ち入り検査を行い、再発防止に取り組む考えを示しました。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「本事案では町に緊急性、重大性の認識がなく県への連絡を含め適切な対策を講じなかったことが原因であり、課題であると考えています」

12月5日に行われた11月定例岡山県議会の代表質問で、民主・県民クラブの大塚愛議員の質問に答えたものです。

吉備中央町の円城浄水場では、有害性が指摘される有機フッ素化合物が国の目標値を上回る値で検出されたにもかかわらず、町が報告を怠るなど対応の遅れが明らかになっています。これを受け県は、2023年度中に全ての水道事業者への立ち入り検査を行い、危機管理の体制を確認することを決めたということです。

また伊原木知事は、11月に県が県内21の全ての水道事業者の担当者を集めて、水質に異常があった時の対応などを再確認する連絡会議を開いたことも明らかにしました。