ＯＨＫはこの手話放送のノウハウを生かしてバリアフリーなスポーツ観戦を目指した取り組みに挑戦しています。そして、その舞台はモータースポーツの国際的な大会にも広がっています。

１１月１６日から４日間、愛知県などで開催されたＦＩＡ世界ラリー選手権の日本ラウンド「フォーラムエイト・ラリージャパン」。最終日、メイン会場・豊田スタジアムの大型ビジョンでの中継映像に、手話実況が付きました。

ろう実況者の早瀬憲太郎さんが、手話通訳された音声実況に合わせて今回のために考案した専門用語の手話表現を使いながら、ラリーの魅力を届けました。

この手話実況の仕組みを来場者にも体験してもらおうと、スタジアムの外では４日間ブースを設けました。モータースポーツならではの手話表現を学び、映像に合わせて実況に挑戦、聞こえる人も聞こえない人も手話を通じて一緒にスポーツを楽しみました。

ブースにはトヨタ自動車の佐藤恒治社長も訪れ、手話実況を体験しました。

２年後の東京デフリンピックでは、各競技を手話実況で伝えることを目指します。

（手話で「タイムアタック」）

ぜひ覚えてみてください。