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2023.11.23

水道水から有害性指摘「PFAS」検出 吉備中央町が町民に健康影響調査について説明【岡山】

岡山県吉備中央町の浄水場から有害性が指摘される有機フッ素化合物が高い濃度で検出された問題です。町は住民を対象に化合物の血中濃度を調べる血液検査の実施を検討していることを明らかにしました。

11月22日夜、住民を対象に開いた健康影響調査の説明会で山本町長が明らかにしました。

説明会では外部の有識者でつくる委員会の委員長で岡山大学大学院の頼藤貴志教授が現時点では円城地区の住民の健康に影響があるとはいえないとする調査結果を説明しました。

一方、町民からは血液検査を行い化合物の血中濃度を調べるべきとの声が相次ぎました。

(住民は)
「通常の何十倍もの(PFASが入った)水を何年間も飲まされて我々は安心ができない。安心を大前提に取り組んでほしい。」

(吉備中央町 山本雅則町長)
「血液検査については 皆さんの要望・気持ちを分かっている。そのこと(血液検査実施)は 委員会に町としての考えを伝えている。」

町と委員会は今後、血液検査の方法や対象者の範囲、サンプル数などを検討することにしています。

(3人の子の母親)
「子供たちの健康がすごく心配 5年後10年後、大きくなった時に何か影響が出た時に 町はどう責任をとってくれるのか?不信感しかない。」

説明会には円城地区の住民、約300人が出席しました。