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2023.11.22

吉備中央町 有害性指摘の「PFAS」ダム周辺に置かれた活性炭から目標値の9万倍検出【岡山】

岡山県吉備中央町の浄水場から国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物PFASが検出された問題で、水源だったダムの周辺で見つかった活性炭から目標値の9万倍のPFASが検出されたことが分かりました。

岡山県が11月20日の会見で明らかにしたものです。吉備中央町の円城浄水場ではPFASが去年までに最大で目標値の28倍の値で検出されていました。

県は、円城浄水場の水源だった河平ダムの周辺で使用済み活性炭が入った袋や野ざらしの状態で置かれた活性炭を発見。

約580の容器に入れ替えられ、保管していた業者によって撤去されています。このうち18個の容器を県が調べた結果、9個が目標値を超えていて、道路近くで採取された袋に入っていなかった活性炭からは目標値の9万倍に値する450万ナノグラムのPFASが検出されたということです。

県は、袋が置かれていた場所や周辺の土壌の採取を行うなどして、浄水場から検出されたPFASとの因果関係を調べることにしています。