高松市中央公園のリニューアルに向けて話し合う検討委員会が１１月７日、高松市で開かれ、樹木の保全や防犯上の観点から既存の施設を活用する方針でまとまりました。

７日の会合では公園の完成イメージなどについて議論が進められ、既存の施設を活用する案でまとまりました。その中でも老朽化した施設は更新し、来園の目的となる魅力的な遊具や、デザイン性の高いトイレを設ける方針などが示されました。

また、多くの意見が寄せられていた樹木については、生育環境が悪化したものや、防犯上問題のあるものは整理するものの、基本的には保全する方針でまとまりました。

（香川大学経済学部　西成典久教授）
「使いやすい場所、色んな人が繋がれる場所を作っていかないと周辺の都市に負けてしまう。香川・高松の定住人口の増加に繋げられるような公園づくりを目指していきたいと思っている」

中央公園の再整備では、前回の会合で高松市の洋菓子店、「ルーヴ」が「スイーツ＆ベーカリーカフェ」を出店する方針を打ち出しています。

高松市は７日の議論をベースに、２０２３年度中に基本設計を作成し、２０２４年度以降の着工を目指すとしています。