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2023.10.31

遮断機が下りていない状態で列車が…踏切トラブル相次いだ「ことでん」国に報告書提出【香川・高松市】

高松琴平電気鉄道「ことでん」で、遮断機が下りていない状態で列車が通過するトラブルが相次いだ問題で、ことでんは10月31日、四国運輸局に原因や再発防止策をまとめた報告書を提出しました。

ことでんでは、2023年に入り遮断機が下りていない状態で列車が通過したトラブルが3件発生し、このうち2件に関する報告書を31日、四国運輸局に提出しました。

それによりますと、4月11日の高松市上福岡町の長尾線上福岡踏切に関しては、耐用年数を大幅に超えて使用していたことによるヒューズの破断が、7月13日の高松市三条町の琴平線下所川第一踏切は、暑さによるブレーカーの遮断が原因とされています。

ことでんは、部品の更新周期を内部規定に定めたほか、9月1日に安全対策推進室を設置し、再発防止策を施しています。

(ことでん 植田俊也社長)
「施設の老朽化に安全投資が追い付いていなかった。安全投資をきっちりやっていくことと、ソフト面の対策。この2点を並行してやっていくことに尽きる」

報告書をうけ四国運輸局は、「報告を受けた再発防止策について、着実な実施を求めたい」とコメントしています。