香川県内でＳＮＳを通じた投資詐欺の被害が多発しています。被害額は２０２３年に入って８億円以上と、２２年の同じ時期に比べ７億円近く増えています。

香川県警によりますと、２３年に入り１０月２３日までに県内で認知されたＳＮＳを通じた投資詐欺の被害件数は６７件で、被害総額は約８億９００万円でした。件数は２２年の同じ時期より５６件増え、被害総額は約７億円上回っています。

投資詐欺とは、「絶対にもうかる」などのうその情報を流し金をだまし取るといった詐欺のことで、多ければ１億円以上奪われます。

県内では、マッチングアプリで知り合った異性の人物から投資話を持ち掛けられ被害に遭うケースや、ＳＮＳを介して加わった投資グループの参加費用として金をだまし取られるケースが多いということです。

親族や警察に相談して詐欺と気付くことが多く、県警では、ＳＮＳなどで知り合った人物を安易に信用しないようにするほか、大きな金額を扱うときは身近な人に相談するよう注意を呼び掛けています。