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約40年ぶりに「やくもブロンズ」としてリニューアル!特急「やくも」新型車両 報道陣に公開【岡山】

2023.10.17

約40年ぶりに「やくもブロンズ」としてリニューアル!特急「やくも」新型車両 報道陣に公開【岡山】

約40年ぶりのリニューアルです。岡山と山陰を結ぶJR西日本の特急「やくも」の新型車両が10月17日、報道関係者に公開されました。

(さんいん中央テレビ 作野俊介記者)
「こちらが特急やくもの新型車両です。ボディのカラーのコンセプトは『やくもブロンズ』です」

ブロンズ色に輝く車体。正面には白い雲と「やくも」の文字。きょう大阪の車両メーカーの工場で報道関係者に公開された特急「やくも」の新型車両、「273系」です。

「やくもブロンズ」と名付けられた車体の色は島根を代表する宍道湖の夕日のうこん色、たたら製鉄にちなんだ黄金色など、山陰の風景や風物をイメージし、沿線の風景に溶け込み自然に映える色にしたということです。

現在の381系電車は伯備線などが電化された1982年から使われ、「やくも」の車両としては約40年ぶりのリニューアルです。

(作野俊介記者)
「こちらが自由席です。早速座ってみますと…座り心地いいですね。足元は広くなっていますね。また窓も大きくていい景色が見られそうですね」

緑と青が映える普通席は、座席の間隔が新幹線並みで、全ての席にコンセントが備えられています。

一方、JR西日本の在来線特急で初めて導入されたセミコンパートメント。グループや家族向けで、4人掛けと2人掛けの2つのタイプが用意され、適度なプライベート空間を確保しています。このほか、フリースペースや車いす用のスペースも設けられました。

(JR西日本車両部 関谷賢二車両部長)
「コロナで鉄道の旅が長らくできなかった。リアルな鉄道の旅を楽しんでもらうことに一番期待している」

「やくも」の新型車両は2024年春以降、順次導入されます。